新たな視点で公共交通のあり方を考えるblog

少子高齢化、コロナ禍などの影響もあり、公共交通のあり方が今大きく問われています。そこで、独自の視点で今後の公共交通はどう有るべきかを考えていきます。

政治家を目指すblackcatこと加藤好啓です。
これからの時代を考える時、地方政治も従来のような指示待ちの姿勢ではなく積極的に地方行政が積極的に住民と一緒により住みやすい町を目指すべきだと考えています。
そこで、まず私自身の考え方を知っていただきたく、こうしてblogで政治的信条や政策を提言させていただく所存でございます。
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地方の活性化を真剣に考える

和歌山市の現状を自分の足で感じる



昨日、和歌山で勉強会に参加させていただいたのですが、私自身の思いと大きく異なる、後半の先生の講演は聞きたかったのですが、一度帰りますと啖呵を切った以上、何もなかったように戻るのも恥ずかしかったので、その足で和歌山のかつての繁華街であった築地まで足を運んでみた。

想像以上に落ち込んでいる築地

私は、基本どんな地域でもそうですが足で歩く、特に昼間では数多くの路地などに積極的に入っていく、そうすることで、表面上では見えない問題点などを見る事が出来るからだ。


今回も、芦原から新通を経由して築地に向かったのだが、新通りを越えて東ぶらくり丁付近、かってはその近くまで来ればキャバレーやソープランドと呼ばれる風俗店が多く立ち並び良くも悪くも猥雑な雰囲気があった地域はその姿をすっかり変わっている。

かつては、ソープランドと呼ばれる特殊浴場が林立していた築地は殆どそうした店も消滅


今でも何件かは残っているが、改修もされておらず、施設全体が老朽化した印象

昔であれば積極的に呼び込みもあったろうが、それも禁止されてしまい、静かなものである。


今から30年前の賑わいを知っているものからすればこの静けさは何だと言いたくなる。

さらに衝撃的だったのは、かっては川を挟んで2件の映画館があったのがどちらも廃業

google map streetView からキャプチャー


片や更地に、片やも空き家となってしまっていると言う現実、そして川沿いにあった多くの飲み屋などはすっかりなくなりかって、ここで多くの人が行きかっていたことがにわかに信じられないほど寂れている。

若い人たちはどこに行ってしまったのか?


廃業したパチンコ店


かつては、映画館も2館立ち並び和歌山市で一番賑わっていたところだが


築地を越えて鈴丸橋方向に歩いていくとかっては飲食店であったろう場所が老人介護施設になっている。

確か以前は割烹の店か何かだったと思うが、今は「あかり苑」という名称の老人介護施設になっている。


正直、これが和歌山の現実なんだなぁと改めて思い知らされました。

かっての賑わいを知っている、さらに今は和歌山に住んでいない。

だからこそ、余計にその衰退ぶりが痛いほどわかる。

google map viewから

かって映画館があった場所は片や更地となり駐車場となっている、こうしてみるとかっての繁華街の殆どが駐車場になっていることが判り唖然とさせられる。


実は、築地に10人程度の団体がいました、雰囲気からして家族連れだと思ったのですが実は中国人の家族一行のようだ。

日本に観光に来たようで、ガイドブックにないところを見学するのが今は流行らしい。

でも、そうした人すらも受け入れるだけの施設もないのが今の和歌山の現状。


これを見て、何とかしようよと個人的には思ってしまう。

吹田市も大事ですが、私としては生まれ育った和歌山市があまりの不甲斐なさに正直情けなくなってくる、というか怒りすら感じるのだ。

敢えて喧嘩を売ろう、和歌山市議会議員はこの現状をどう考えるのか?

和歌山市の市議会議員はこうした和歌山市の衰退の現状に対してどう思っているのかと。


私なら、強力に和歌山城を中心とした地域の再編を図る。

LRT構想も良いけれど、それはまだまだ先の話、それよりも「えちぜん鉄道と福井鉄道」が相互乗り入れしたように、貴志川線と紀勢本線、更には加太線を結ぶことで、東西の交通を充実させることで交流増やしていきたい。


和歌山市駅を中心に扇状に広がるコンパクト市域と同じく和歌山駅を中心として扇状に広がるコンパクト市域、そうなると結果的に現在のぶらくり丁付近が空白となってしまうが、ここをもう一度空き家や空きビルなどの現状を把握したうえで改修できる場合は老人介護施設もしくは、高齢者が優先的に入居できるマンションなどを建設するなどして済生会病院や日赤といった総合病院との連携を図りやすくする。

和歌山市の現状を考えた場合観光も大事だが、それ以上に人が住んでもらわない事には賑わいは生まれない、特に中心部に住んでもらわねば意味がありません。

住む方が高齢者であっても、その方が住みよい町であったならば定住してくれるんです。

高齢者の不安は、以前にも書きましたが、「病気した時に医療施設が充実しているか?」だと思う。

幾ら景色が良くても、医療に不安があれば住まない。

和歌山市の場合、人口に対する医療機関の数はかなり上位を占めていたはずですから、

「高齢者の方が安心して和歌山に住んでくださいね」とアピールしても直ちに和歌山が医師不足になるとは考えにくい。

いささか資料は古いが2007年厚生労働省が作成した医療施設(動態)調査・病院報告の概況から作成。

だからこそ、和歌山市の中心部に高齢者が住みやすいそうした街を作っていくのも、賑わいを作るための一つの手段だと思うのだが、いかがであろうか?。

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