政治家を目指す加藤好啓のblog

政治家を目指すblackcatこと加藤好啓です。
これからの時代を考える時、地方政治も従来のような指示待ちの姿勢ではなく積極的に地方行政が積極的に住民と一緒により住みやすい町を目指すべきだと考えています。
そこで、まず私自身の考え方を知っていただきたく、こうしてblogで政治的信条や政策を提言させていただく所存でございます。
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おさかな電車に見る地方活性化

ピンクの電車

この電車を見たことあるだろうか?

南海加太線で走り始めた、「おさかな電車」

南海電鉄 おさかな電車


派手さが目立つ水戸岡デザインの梅干し電車と比べるとかなり地味だが、観光路線ではなく純粋の通勤路線であるため室内は普通のシートのまま

もちろん、シートもお魚バージョンに変更されていたり、釣り革がおさかなデザインになっているなど、そうした細かいギミックはされていますが基本的には大きな改造費を掛けずに改造した電車です。

魚をイメージしたつり革

網をイメージした遮光カーテン

廃線も検討課題に上った加太線

加太地域も御多分に漏れず、地域の高齢化問題を抱えています。

そんな折、2014年11月1日から始まった、「加太さかな線プロジェクト」南海電鉄・加太観光協会および磯の浦観光協会と共同始まったこのプロジェクトでは、

「加太・磯の浦エリアの魅力をPRする」と言うことに地元を巻き込んでいくことに成功した例だと思っています。

加太 さかな線のロゴマーク

このマークが入った前掛けを掛けた駅員のポスターが話題になった。


和歌山県立和歌山工業高等学校の生徒が制作した観光駅名看板


加太さかな線プロジェクト|南海電鉄詳細



めでたい電車導入でワクワク感を

そして、今年の5月から運転を開始したのが「おさかな線電車、愛称は「めでたい電車」

運用の関係で、和歌山線に入る場合もありますが、基本的には加太線専用車です。


鯛は明石が有名ですが、実は加太の真鯛も有名で。


鯛=メデタイということで、電車にも「めでたい電車」ということでワクワク感を出してもらおうということで1編成が改造されました。

窓の1枚は目玉に、ピンクの車体にうろこ模様(一つだけハートマークがあるのが判りますか?)


外観をラッピングしたほか、手すりの取り替え、シートの張替えなど、乗って楽しめる要素を入れつつ、通勤通学輸送にも対応できるように基本的な部分は変えていません。

この辺が和歌山電鉄の「たま電車」と異なるところと言えましょう。


さらに、注目すべきことは観光協会も並行して、観光協会加盟の各店が様々な工夫を凝らした商品の開発などを行っていく。

鉄道はあくまでも梃でありレバレッジを利かせるものとして、それを受入れるための工夫をしていると言えます。

民間活力を生かして地域を活性化

南海電鉄は昔は、お大尽なところがあって、新しいことは極力しないと言った方針でしたが、最近はこうした取り組みを積極的に行っているようで鉄道路線そのものが話題になって地域に大量に人を運ぶ事が出来れば地方ローカル線にとっても新しい可能性を見いだせるのではないでしょうか。

さらに、このプロジェクトでは、行政は殆ど介入せずに観光協会と南海電鉄によるコラボと言うことで民の活力を生かした成功事例と言えるかもしれません。

これからも、このプロジェクトを強力に推進していただき、次は加太駅から加太港付近までのアクセス(若い人だけでなく、足腰が弱っている方にも移動しやすいような電動自転車の貸し出しや、バスと連動した循環バスと言ったものの導入も今後の課題ではないでしょうか。)

何もしないと衰退してしまう、だからその前に手を打とう

今は、こうしたプロジェクトで加太線も話題性が豊富になりつつありますが、仮に何もしなかったら多分加太線は誰も注目されることなく今度は加太線を廃止しようか否かと言う問題が出ていたかもしれません。

何でもそうですが、何もしないという選択肢が一番いけないと思います。

今回の成功のポイントは、行政に頼らなかったことが大きいと言えましょう。

行政に頼りすぎると、結果的に時間がかかりすぎて結局は成功すべきものも成功しなくなる。

また、誰かが何かしてくれると言う気持ちになってしまう。

今回の事例では、まず観光協会が動き、それに呼応するように高校も巻き込んでうまく活用できたところが大きいでしょう。

学校としても実習をさせながらプロジェクトに参加できるというメリットもありますから。

まとめに代えて

2014年から始まった「さかな線プロジェクト」、更なる発展があるのか否か、その推移をしっかり見極めていきたいし、今後は適当なタイミングで行政が援護射撃(コミュニティバスの導入など)が必要になってくるのは言うまでもないのではないでしょうか。。