新たな視点で公共交通のあり方を考えるblog

少子高齢化、コロナ禍などの影響もあり、公共交通のあり方が今大きく問われています。そこで、独自の視点で今後の公共交通はどう有るべきかを考えていきます。

政治家を目指すblackcatこと加藤好啓です。
これからの時代を考える時、地方政治も従来のような指示待ちの姿勢ではなく積極的に地方行政が積極的に住民と一緒により住みやすい町を目指すべきだと考えています。
そこで、まず私自身の考え方を知っていただきたく、こうしてblogで政治的信条や政策を提言させていただく所存でございます。
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水道法改正について考える 【吹田市の将来を考えるとき】

すみません、二か月も放置状態になってしまって
気がつけば、放置状態になっていました。
やる気が無いのかと思われそうですが、そうでは無く。
実際には、悩んでいました。


自分に何が出来るのか、・・・今頃になって何を言っていると言われそうですね。


ただ、自分の行動は、公のためなのか、私利私欲ではないのか・・・そんなことを常に自問自答していました。


その間、政府では入管法の改正や、水道法の改正などの法案がどんどん制定されています。


私が議員になってすべきこと、ただすことは・・・そう考えて行ったとき、今回、水道法の改正について気づいたのです。


水道法は、民営化法案だとSNSなどで拡散されていて、水道を民間に売り渡すものだと盛んに宣伝されていました。
ただ、今回の法案の骨子でみれば、民間による公設民営も一つの選択肢としてあるという形で示したものと言えましょう。
そして、水道の場合多くは、市町村が維持管理しています。
吹田市も、吹田市水道局が維持管理していますが、水道料金の徴収などは、民間委託されています。
今後、更に水道の基幹事業部分を委託していくのか、それとも直営で引き続き管理していくのか。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000179020.pdf
水道の問題は、既にコンセッション方式が採用されている空港などと異なり、日々の生活に直接関連するものです。
こうしたことに対して、声を上げなくても良いのでしょうか。
今回のこうした改正の背景には、実は人口の減少と言った問題も抱えています。


水道法の改正のポイントは、民間への委託と、もう一つは、広域連合の結成です。
吹田市が、市民の命の根源である水道をどのように維持していくのか。


既に、摂津市とは、消防に関しては広域連合による協同体制が、平成28年から組まれています。

引用 吹田市|吹田市・摂津市消防指令業務共同運用開始


水道もこのような方式で、行っていくべきではないでしょうか。
民間に出来ることは民間に、新自由主義者は主張しますが、水道は消防・警察などと同様に地域インフラで有り、日々の生活に欠かせないものです。
今後も緩やかな人口減が避けられない中、地域として選ばれるまちづくりをして行く必要があると思うのです。
安心して暮らせる町があり、安心して飲める水が供給される。
恐らく、吹田市も、水道のあり方について議論がなされる予想されますが、吹田市の水道はどうあるべきかを問いただしていきたいのです。

公共交通空白地域を解消したい

意外と若い人が多い春日三丁目地区

私が現在居住している、吹田市の春日地区を地区別に見てみますと、旧町内と言われる、春日三丁目に以外と若い人が多いことに気づかされました。
春日四丁目は、公団の住宅の他にも複数のマンションがあり、もう少し若い人が多いと思ったのですが、これは意外でした。


春日三丁目は、旧町内ですが、大型マンションが建設されたことで、若い人の比率が増えたものと思われますが、現在たの地域でも問題になっているように、新町民、旧町民よ言った意識があるように見受けられます。


ただ,この春日地域は交通バス路線図を見ていただくと判りますが、完全な交通空白地帯になっています。



バスの空白地帯、春日地区と千里山西地区

千里山西地区は、大正時代に開発された高級住宅地であり、その後開発された千里ニュータウンと比較すると大型バスが通過できるだけの道幅の道路がありません。
また、春日地区は、農道が多く、普通車の離合も困難な地域もあったりしますので、大型バスの利用は困難と考えます。
そこで、今回は春日地区について,バス路線の可能性について考えていきたいと思います。

公共交通空白地域を解消したい

バスなどなくても、自家用車や自転車があれば,公共交通は必要ないと言われそうですが、そうでしょうか。
雨の日もあれば,晴れの日もある、雨の日などに公共交通で買い物とか行くのに使えれば、また高齢になってくると、運転に対して不安を感じるものです。
そう考えたときに、公共交通があると言うのは地域の方にとって大きな安心に繋がるとわけです。
春日地区の場合であれば、桃山台、緑地公園へまず移動できればそれで十分ですが、春日地区から、南千里迄行くバスがあれば利便性は向上しま

具体的にどうするべきか

現在、すいすいバスと呼ばれるコミュニティバスが、走っていますが。
春日地区と千里山西地区を循環する、コミュニティバスを提案したいと考えています。
もっとも、緑地公園駅への乗り入れや、そのために異行政である豊中市に乗り入れることになりますので,その辺の調整は必要になってくると思われますが、すいすいバスでも、千里丘駅は摂津市、宇野辺駅は茨木市に乗り入れる形となっていますので,同じような形で調整は図れるものと考えます。


基本料金なども、先行するすいすいバスを参考に、実証実験を行うことを実現させたいと考えています。

充実した交通網だが、一部は交通空白地域も

充実した交通網
吹田市は、過去には東洋一の操車場を誇り、名実ともに鉄道の街と言われていました。
現在も、JR西日本吹田工場【現在は、吹田総合車両所】の他に、JR貨物の貨物駅や、JR貨物の吹田機関区などがあります。

ただ、そうした意味合いでの鉄道の街と言うことでは無く、市内の中での鉄道網の充実も目を見張るものがあります。
阪急千里線の吹田、豊津、関大前、千里山、南千里、山田、北千里
阪急京都線の、正雀
北大阪急行の、江坂、桃山台、(緑地公園は、吹田市と隣接していますが豊中市)
JRは、吹田、岸辺
他に、モノレールでは、山田、万博公園、阪大病院前など
(宇野辺・千里丘も吹田市と隣接していますが摂津市)
そして、それを補完するバス路線網が伸びています。


ただ、気になるのは、下記のように地域によっては、そうした公共交通の恩恵を受けられない地域があると言うことです。
特に、私が住む、春日地区、下図では左側の緑地公園駅と千里山駅の区間は完全な公共交通空白地域になっています。


公共交通が空白になってしまっています、既に吹田市でも、平成22年に吹田市地域公共交通総合連携計画というものが策定されていますが、春日地区に於ける空白地域は何とか解消できるように方策を考えていきたいと考えております。

吹田市南部を中心とした、バス路線網

吹田市北部を中心としたバス網

出典 阪急バス 路線図・系統図から引用


かっては、希望号と呼ばれるバスが走っていたそうですが、井上市長時代に廃止になったと聞いています。
調べて見ますと、希望号というバスは、無償バスで循環器センターへの利用者などのり用を想定していたそうですが、本数も少ない上無料であったため、経費がかかりすぎるとして廃止となった経緯があります。


春日地域の場合、旧市街と呼ばれる地域は、昔ながらの村の集落と言った風情で、道幅も狭く、大型のバスが通行するのは困難であることが判ります。
しかし、だからといっていつまでも空白地帯で良いとはならないと思うわけです。
少なくとも、北大阪急行の桃山台、もしくは緑地公園、または江坂までバスが行かないと利用しづらいでしょう。
そこで、個人的には、吹田市でバス空白地域で現在運行されている、すいすいバス
のような方式での運用を提案していきたいと考えております。


すいすい号バス路線図

春日地区の場合は春日から、桃山台、南千里、千里山を経由して、江坂、緑地公園、春日と言った循環ルートなどが可能性としてあるかと考えます。
もちろん、緑地公園駅は豊中市になるため、異行政への乗入れと言うことで調整が必要になってくるのはもちろんですが、すいすいバスも、宇野辺は茨木市、千里丘は摂津市ですので、その辺は同じような形で対応できるのでは無いかと考えています。