政治家を目指す加藤好啓のblog

政治家を目指すblackcatこと加藤好啓です。
これからの時代を考える時、地方政治も従来のような指示待ちの姿勢ではなく積極的に地方行政が積極的に住民と一緒により住みやすい町を目指すべきだと考えています。
そこで、まず私自身の考え方を知っていただきたく、こうしてblogで政治的信条や政策を提言させていただく所存でございます。
ぜひ、読者登録をお願いします。

和歌山県営鉄道 廃線部分(和歌山港~水軒)間の活用を考える


廃止された和歌山県営鉄道 和歌山港~水軒間

現在は、和歌山市から和歌山港駅まで、特急列車のみ乗り入れる和歌山港線であるが、ここで簡単にその歴史を振り返ってみたいと思います。

  • 昭和31年、南海四国航路が開設されたさいの、旅客輸送に和歌山市~和歌山港(初代、後の築港町駅)間が開業

昭和30年代の和歌山港駅

国土地理院 昭和31年頃の航空写真から引用

  • 昭和40年代に和歌山港の拡張整備が行われ、昭和46年3月には、和歌山港駅も現在の場所に移転して、水軒まで一気に開業、旧和歌山港駅は移設の上築港町駅に改称しています。
    平成14年5月、大浦街道へ抜ける道路の拡幅工事で和歌山港~水軒間の営業を廃止

水軒駅

画像 Wikipedia 左側の側線が元木材積込用の側線
元々、和歌山港(現)から水軒間は木材輸送の目的で建設されたものでしたが延長された昭和46年頃には既に材木輸送はトラックに移行しており鉄道を使う必要性が無かったこともあり、建設はしたものの全く無用の線路となってしまいました。
その後も、営業路線であることから、1日2往復だけ電車が走る状態でした。
なお、和歌山港線と一般に言われていますが、所有区分では、南海が保有するのは、和歌山市~旧久保町駅(県社分界点)までであり、県社分界点から和歌山港までは和歌山県の保有になります。


現在は、和歌山港までの路線となっていて、殆どローカル線化していますが、改めて和歌山中央市場を木津卸売市場のような観光スペースに出来ないか、そしてその輸送に和歌山県営鉄道を使えないかというのが発想の原点です。

和歌山市市場まで路線を復活

和歌山港線

具体的には上記の図のように、和歌山港駅から花王石鹸横の高架区間の終わり付近までの線路を復活して、中央卸売市場付近に駅を設けてやるものです。
ただし、市場前には湾岸道路が走っていますので、観光客に道路を横断させるのは危険ですので、ペデストリアンデッキで駅と中央市場を繋ぐ方法を考えます。

中央卸売市場付近まで鉄道を復活

また、ここから観光バスなどを和歌浦方面に走らせることで、そのまま新和歌浦方面への観光拠点とすることで新たな流れを生み出せるのではないでしょうか。

和歌山市市場を観光スペース化

すでに、和歌山市中央卸売市場では、戦略的行動計画として下記のような行動計画を策定しており、観光客の誘致を謳っています。
しかし、現状では車で来てもらうにしかその手段はないわけです。
市場でもアクション計画として買い物や見学ができる体制を作ると言っているわけですから更に観光客が来やすい手法を模索するべきではないでしょうか。
東京築地市場は言うに及ばず、和歌山でも和歌山中央卸売市場をもっと外国人観光客に見てもらうのはありではないでしょうか。
特に、和歌山県は果物の種類に在っては他県に負けないだけの種類を誇っているわけですから、フルーツ王国和歌山をもっとアピールしても良いのではないでしょうか?


http://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/760/h24kodokeikaku.pdf

鉄道との連携で広がる和歌山中央市場の可能性

さらに今回は鉄道を復活させてみましょうという背景には、和歌山港駅からのアクセスも考えています。
例えば、関空から直接船で和歌山港まで来てもらった観光客をそのまま、電車に乗車してもらいそのまま市場まで来てもらうといった手法も可能ではないでしょうか。
和歌山県の場合、そうしたアピールが出来ていない様に思えてなりません。
和歌山市中央卸売市場も1974年(昭和49年)開業以来40年以上経過し老朽化も進んでいると聞きます、思い切ったリニューアルと新しいソフトウエア(サービスであったり、観光客の取り込みといったサービスを図らないと活性化は絵に描いた餅になってしまうでしょう。

和歌山中央市場から新和歌浦への観光

例えば、私がイメージする観光都市和歌山市は、和歌山中央卸売市場と和歌山港を連携させて、関空からの旅客や、徳島からの観光客をそのまま中央卸売市場に誘導することをまず考えます。
もしろん、その逆もしかりでしょう。
中央市場のトラックターミナルの一部をバスターミナルとして併用できれば、新たな観光拠点として機能させることができるのではないでしょうか。
中央市場前の道路を経由してそのまま雑賀崎・田ノ浦へ足を運んでもらうということも可能になってきます。
現状のままでも、大浦街道を走れば新和歌浦・片男波へも直行できますので、バスを使っての観光ルートも新たに開発することができます。

和歌山中央市場を拠点とした観光地の開発


もちろん、市場にもICTの技術を活用して、言語の壁を取り除くと言った工夫も必要ですが、それは今回の主旨とは少し離れますし実際にそうした取組みは通信会社などが積極的に取り組んでいますので、ここで議論する必要はないでしょう。

最後に

和歌山市の場合緩やかに人口減が進んでいる以上、ひと先ず観光客に来てもらうことが肝要であり、その為にも魅力あるコンテンツを作っていく必要があるかと思います。
その一つに、老朽化している中央卸売市場のリニューアルと併せて和歌山市・和歌山県も積極的にその改良に乗り出してみてはいかがでしょうか。
少なくとも、カジノを誘致するよりもよほど健全な政策だと思うのですが。


和歌山県も、交通体系を考えるべきではないだろうか?

以前書きかけてそのままになっていた記事ですが、改めて書かせていただこうと思います。
JRは発足から30周年を迎え国鉄の民営化は赤字での国庫補助と言う点では成功だったのではないかと言う意見がある反面、長距離列車寝台列車の廃止が問題ではないかと言う意見もあったりします。
更に今年3月には、JR西日本の社長が地方路線は今後整理せざるを得ないと言った発言をしたことから、一部の人からはローカル線がどんどん切り捨てられるのではないかという心配も出てきました。

JR西日本社長「地方路線、整理は不可避」一部の転換検討

JR西日本が、地方路線の整理は不可避と言う見解を出してきております。
すでに、広島県三次市と島根県江津市を結ぶ三江線に関して廃止を表明しており、来年の3月で運行を辞めることが決定事項となっています。


そして、鉄道ファンなどの間で話題に上るのは、次の整理対象はどこか?ということであり、話題に上るのが「芸備線の備後落合~東条間」だと言われたりしています。


2015年度の平均通過人員は8人、
今後は芸備線の同区間や木次線なども廃止もしくは何らかのアクションが起こるのではないかと危惧されています。

現在、JR西では区間ごとに平均乗車人員を出しており、国鉄時代よりもより正確な運輸状況を把握できるようになりました。

国鉄改革当時、第1次地方交通線としてバス転換が妥当としたのは輸送人員が400人未満の線区でした。
その基準に当てはめると芸備線も狩留家~広島間で9000人台の輸送量があるにもかかわらず、三次~備中神代までは当時の地方交通線の基準すら満たしていないということになります。
JR西日本社長の談話もこうしたことを踏まえての発言だと思いますが、これを対岸の火事と思ってはいけないと私は考えています。

和歌山県もその覚悟はあるのか?

さて、それでは私の故郷和歌山も、そうした意味で見るとかなり厳しいといえます。

和歌山線・紀勢本線

和歌山~日根野間も少ないとはいえ特急を含めて37000人の移動があり鉄道は十分機能していると言えますが、問題は紀勢本線の新宮~白浜間の1392人
殆ど特急列車による観光客などでの移動と思われますが、そう考えると日常の移動は・・・もちろん、新宮までの基幹路線であり廃止になることは無いでしょうが今後更に合理化などで利用したくても利用できないと言った問題が出てくるかもしれません。
そうなったときに、和歌山県としては公共交通として鉄道を守るのか・・・それとも高速道路の延伸のみ力を入れて鉄道に関しては荒れるがままに任せるのか・・・。
少なくとも白浜~新宮間は正直沿線人口も少なく

合併して18000人台をキープしている串本町も古座町と串本町に分けるとかなり厳しい数字になってくるのではないでしょうか。
現状では、沿線に人がいない状況を何とかしないといけないのではないでしょうか。
串本には潮岬や橋杭岩などの観光地がありながらも現在では全く寂れてしまっているのが残念でなりません。
鉄道とバスを比べた場合、先ず大きな違いは一度に運べる輸送量が大きいということです。


1両60人として6両で360人を一度に運べます。バスであれば、9台分(40人定員のバスとして)自家用車であれば1台4人として90台分を一人で運転士で運べるわけですから、大量に観光地などに人を送り込むという手段としては鉄道は一番有益であろうということは理解いただけると思います。


観光地を活性化させるにはまず、鉄道の特性を、高速道路推進派の人も考えて欲しいと思うのです。


90台の自動車がやってきて、その駐車場と道路混雑を考えるのであれば、1本の列車でまとめて来てもらうほうがスケールメリットは得られますよね。


そして、現在白浜空港にLCC乗り入れなどを和歌山県も運動しているようですが、さらに一歩進めてLCCの乗客を一部は白浜で回遊するかもしれませんが、そのまま鉄道で一気に勝浦・新宮あたりまで運んでしまうリゾート列車をJR西日本と連携して、かって「きのくにシーサイド」と呼ばれる列車が走りましたが、あのような列車をJR西日本へ改造を働きかけると(それ層覆うの改造費用の補助)と言ったことも可能性として考えられるのではないだろうか。


ただ、手をこまねいているだけでは、ジリ貧になってしまうと思うし、逆にそうした形で大量に人を運べるというメリットを生かして白浜発新宮行きの特急もしくは快速列車として運転して那智・勝浦・新宮の宿泊客を増やす努力と言うのも必要ではないでしょうか。


きのくにシーサイド(画像 Wikipedia)







「岡徳楼」再建に和歌山市が奨励金のニュースを読んで

和歌の浦の活性化につながるのは嬉しいが

和歌山市は20日、和歌の浦でかつて高級老舗旅館として営業されていた「岡徳楼」(和歌山市新和歌浦)の建物が、“エーゲ海風”のリゾートホテルに再生されると発表した。日本遺産に認定された和歌の浦の旅館再生に向けた初めての取り組みとして、市は奨励金制度で支援。平成30年夏にも開業予定という。

産経新聞 2017.7.21 09:31 から引用



和歌山市和歌浦の岡徳楼跡地を改装して、リゾートホテルとするということで、和歌山市が奨励金を出すという。
新和歌浦が活性化するのは素晴らしいことですが、奨励金を出して終わりではなく、和歌山市が中心になって、名勝和歌の浦玉津島保存会や、和歌の浦観光協会などにも積極的に働きかけて行くべきではないでしょうか。

加太の観光協会が南海電鉄とタイアップして、加太を盛り上げようとしている時に、南海電鉄やJRとも連携を図ってもっと売り込んでも良いのではないでしょうか。

かっては、新和歌浦は大阪の奥座敷として栄えていましたが、紀勢本線の電化による高速化や高速道路の延伸により大阪からの観光客はそのまま白浜まで行ってしまうことで新和歌浦は忘れられた存在になっていました。
和歌浦・和歌山条付近の観光客の推移は下記の通りです。

平成23年と比べると微増でありまだまだ伸びしろはありそうです。
更に、この観光客数の底上げをしているのは、外国人観光客ではないかと推定されます。(日帰り観光の場合はカウントし難いため。)

少なくとも外国人の観光客が平成27年と28年では1.5倍程度伸びているいことを考えれば、和歌山市も奨励金を配って終わりではなく、もっと和歌山市が観光協会や保存会を巻き込んで、外国人観光客をいかに取り込んでいくかを考える必要はないだろうか。
日本ならではの潮干狩り体験(片男波)とかも然りであろうし、紀三井寺の階段を上り下りしてもらって夜は和歌浦で宿泊してもらう。
さらには、現在はかなり荒れている和歌浦遊歩道を再整備といったことも観光開発の重要な要素ではないでしょうか?

和歌浦遊歩道

和歌山市を活性化させるためにも、市が地元の観光協会などとタイアップして外国人観光客を呼びこむ努力をもっとすべきではないでしょうか。


下記のリンクも併せてご覧ください。