兵庫県知事選挙を振り返ってみて
兵庫県知事選挙は、井戸玄知事の再選が決定し、大方の予想通りという意見もある反面
地域ごとに見ていきますと、なかなか興味深いものがありました。
それは、都市部では井戸候補は過半数を取れず、逆に地方に行くほど井戸候補は強いということでしょうか。
まず最初にこちらをご覧ください。
兵庫県選挙管理委員会が公表している資料を基にグラフ化したものです。
神戸市内だけで見ますと、概ね40%の得票率になっています。
勝谷候補が同じく40%近くを確保しており、出身地の尼崎では勝谷候補が上回っていました。
一番、得票率が高かったのが神戸市北区でそれでも50%に行っていません。
また、同じような方式で阪神間と但馬地方、丹波地方もみてみたいと思います。
阪神間には便宜的に、宝塚市・伊丹市・川西市も含め、赤穂市・相生市を除きます。
姫路第3が、井戸候補の得票数突出していますが、家島地区であり阪神間とは言えないのですが、姫路だけ一つ分けるのも変でしたので敢えて一緒に上げさせていただきました。
ここでも、井戸候補が過半数を超えたのは伊丹市・明石市・加古川市・姫路市であり、川西市や宝塚市では50%を割っています。
同じく、次は但馬地方を見てみましょう。
軍部はやはり現職強しと言うことでしょうか、香美町や温泉町では7割の人が現職に投票しています。
同じくそれ以外の地域も見てみますと、満遍なく半数以上の人が井戸候補に投票しています。
兵庫県民が変化を求めなかったと言えるかもしれませんが、20年は長いという感覚を持っている人も少なからずいたと思われ。その隙間を埋めたのが勝谷候補が埋めていったと言えそうです。
兵庫県の場合、阪神間とそれ以外の抱える問題は違い問うことが出来るのではないでしょうか。
今後さらに掘り下げて考えてみたいと思います。