広域連合が何故吹田市でも必要なのか?
長らく間が空いてしまいました,申し訳ございません。
広域連合は、地方都市では無く、むしろ吹田市のような均衡都市にこそ必要
私は、吹田市のような大都市に近い中核市や、中核市に移行準備しているこそ、業務の内容に応じた広域連合を行うべきだと思うのです。
例えば、ゴミ処理や、健康事業等です。
なお、「健康事業」は本来中核市であれば可能となり、先行して中核市に移行した豊中市等では独自の施策を打ち立てることができています。
吹田市でも、2020年を目途に移行するとされています。
ただ、広域連合で健康事業等を行えばどうでしょうか。
近隣の茨木市や、摂津市などにも打診して参加してもらえば、吹田市が「健康事業」を広域連合として対応しますといったことも可能になってきます。
この辺は疑義があったので、私なりに調べて見ますと、広域連合は、直接国又は都道府県から権限委譲を受けることができます。
と総務省のページに書かれていました。
広域連合は、直接国又は都道府県から権限委譲を受けることができます。このため、個々の市町村では実施困難でも、広域的団体であれば実施可能な事務を、法律、政令又は条例の定めるところにより、直接広域連合が処理することとすることができます。
法制的にはもんだはないかと思われます。
お互いの、得意分野を活かした街作り
広域連合により、公務員の人員が増えることはありません、新しく設置する広域連合には現在の職員が出向する形になるからです。
広域連合を作ることで、お互いの専門分野で仕事をしていた人が市町村の単位を越えて一緒に仕事をするわけですから、お互いの得意分野で協調しあうことになります。
千里ニュータウンのように、元々両市域に跨がっている場所がある
そして、特に私は吹田市が広域連合を進めるべきだというのは、千里ニュータウンの存在があります。
吹田千里ニュータウンは、大阪府企業局が中心になって昭和37年に佐竹台に最初の住民が入居しましたことで街開きが行われました。
昭和37(1962)年で有り、既に57年の年月が経ちました、ニュータウンで生まれた子供が50代後半になっている訳です、街としても新たなステージを目指していく必要があります。
集合住宅を含む住宅の建て替えの問題も有るでしょうし、再び老人が多い地域では、自家用車に頼らなくとも生活ができるための仕組みを再び構築する必要が出てくると考えます。
千里ニュータウンが構想されたときは、自動車の急速な普及は想定し得ず、近隣センターなどを配置することで自動車等がなくても生活ができるそうした理想系を描いていましたが、その後急速な自動車の発達で大規模店舗への集約が進むこととなりました。
今後は高齢者の場合、自動車で移動するよりも自宅付近で買い物等ができる仕組みを含めた総合的な街作りをして行くべきですし、千里ユータウンの一体性を図るという意味でも、豊中市と吹田市が合同で事業を行っていく方が良いのではないでしょうか